「学習はひと通り終えたのに、案件をどう取ればいいのか分からない」——クラウドソーシングに登録してみたものの、提案を送っても返事がない。実績ゼロの自分に依頼が来るのか不安になりますよね。
結論から言うと、実績ゼロでも最初の1件は取れます。ただし、盛らずに言うと、多くの人は「スキル不足」ではなく提案文と見積りの出し方でつまずいています。クライアントが見ているのは技術力の高さより、「この人は自分の困りごとを分かってくれているか」だからです。
この記事では、実績ゼロで最初の1件を取る道筋、通らない提案文と通る提案文の違い(例文つき)、見積りの作り方、そして受けてはいけない案件の見分け方までを、具体的に解説します。

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ゲン|未経験から"自分に合う働き方"へ|現役エンジニアの案内所
現役エンジニアです。未経験から手に職をつけ、転職・副業・フリーランスなど"自分に合う働き方"を探す人の案内役をしています。甘い話は現場目線で確かめて、盛らずに・出典ベースでお伝えします。焦らなくて大丈夫。一歩ずつ進めましょう。
※本ブログは現役エンジニアが監修。情報は出典をもとに、誇張せず記載します。
ゲン最初の1件が一番重いのは事実です。ただ、ここを越えると景色が変わります。焦らなくて大丈夫、順番にいきましょう。
実績ゼロで「最初の1件」を取るための現実的な道筋
要点からお伝えすると、狙うべきは「実績が要らない案件」で、目的は報酬より実績と評価です。
最初の1件で意識したいのは、次の3点です。
1. 小さく始める。いきなり大型のサイト制作を狙わず、既存サイトの修正、簡単なLP制作、WordPressの軽微なカスタマイズなど、範囲が限定された案件から入ります。完遂できる確実性が高く、評価につながりやすいためです。
2. 実績の代わりになるものを用意する。発注者が不安なのは「本当にできるのか」です。実績がないなら、サンプル作品(架空の店舗のLPなど)や、自分で作ったツールを見せられる状態にしておきます。これが提案の説得力を支えます。
3. 提案の”数”より”精度”。闇雲に送っても通りません。案件をよく読み、相手の課題に触れた提案を丁寧に送るほうが、結果的に早く決まります。
なお、最初の1〜2件は実績づくりのために単価が低めになることが多いです。これは多くの人が通る道で、ここで評価を積んでから単価を上げていくのが現実的な流れです。
提案文の型:通らない提案 vs 通る提案
先に結論を言うと、自己紹介から書き始めた提案文は、まず読まれません。
通らない提案文の共通点
よくある失敗は、こういう書き出しです。
はじめまして。○○と申します。プログラミングスクールでHTML・CSS・JavaScriptを学習しました。未経験ですが、精一杯がんばりますのでよろしくお願いします。
これが通らないのは、全部が「自分の話」だからです。発注者が知りたいのは、あなたの経歴ではなく「自分の困りごとが解決するか」です。加えて「未経験ですが頑張ります」は、発注者の不安をむしろ増やしてしまいます。
コピペで使い回している提案文も、すぐ見抜かれます。
通る提案文の構成と例文
通る提案文は、相手の課題から入り、解決策を示し、最後に自分の話をするという順序になっています。
- 相手の募集内容を読み込んだことが伝わる一文
- 課題に対する具体的な提案・進め方
- 自分がそれをできる根拠(サンプル・類似の制作物)
- 納期・金額・確認事項
例文を挙げます。
ご依頼内容を拝見しました。現在のサイトはスマートフォンでの表示崩れが起きており、問い合わせ導線も下部にあるため、モバイルからの離脱が起きている可能性があります。
まずレスポンシブ対応で表示崩れを解消し、あわせて問い合わせボタンをファーストビュー内に配置する形をご提案します。作業は3日ほどを想定しており、修正は2回まで対応いたします。
類似の修正として、こちらのサンプルを制作しています(URL)。実装後の表示確認まで含めて対応可能です。
ご不明点があれば、着手前に確認させてください。
ポイントは、相手のサイトや募集文を実際に見て、具体的に言及している点です。ここが書けているだけで、コピペ提案との差は歴然です。



盛らずに言うと、提案文で見られているのは技術力よりも「ちゃんと読んで、考えてくれたか」です。ここは未経験でも勝てる部分です。
見積りの作り方(工数・修正回数・追加費用)
要点をお伝えすると、見積りで大切なのは金額そのものより、「どこまでやるか」を明確にすることです。ここが曖昧だと、後から無限に作業が増えて疲弊します。
工数の出し方
作業を分解し、それぞれにかかる時間を積み上げます。慣れないうちは、想定より1.5倍ほど余裕を持たせるのが安全です。
例:LP制作なら「ヒアリング1h + デザイン調整3h + コーディング8h + 表示確認2h + 修正対応2h = 16h」といった具合に分解します。
金額の相場は、案件の内容・規模・スキルによって幅があります。相場感を掴むには、同種の案件が実際にいくらで募集されているかを、複数見て確認するのが確実です。最初は低めからのスタートになることが多いですが、評価が貯まれば上げていけます。
必ず決めておく3つの線引き
見積り時に、次の3点を明記しておきましょう。これがトラブル防止になります。
- 修正回数:「修正は2回まで、それ以降は別途費用」と決めておく
- 作業範囲:原稿・写真の用意は誰がやるのか、サーバー契約は含むのか
- 追加費用の条件:仕様変更や機能追加が発生した場合の扱い
「言われたことは全部やります」という姿勢は、一見誠実に見えて、結果的に自分もクライアントも苦しくします。範囲を明確にすることは、プロとしての信頼につながります。
単価交渉と、受けてはいけない案件の見分け方
先に結論を言うと、単価は「実績が貯まってから」上げるのが基本で、危険な案件は最初から避けるのが鉄則です。
単価を上げるタイミング
評価と実績が数件貯まったら、次の案件から単価を上げていきます。同じクライアントから継続依頼が来た場合は、対応範囲が広がるタイミングで相談するのが自然です。単価を上げる根拠は、「早い・安い」ではなく、提案できる・任せられる範囲が広がったことに置きます。
受けてはいけない案件の見分け方
次のような案件は、避けたほうが安全です。
- 報酬や業務内容が不明確:「詳細は後ほど」で始まるもの
- 仕事の前に費用を求められる:教材費・登録料・システム利用料など
- 非現実的な収益をうたう:「誰でも簡単に月100万円」といった誘い文句
- 極端に安い単価で作業量が多い:時間単価が最低賃金を大きく下回る
- 外部での直接取引を持ちかけられる:プラットフォーム外での契約は保護が受けられず、トラブルの温床になります
判断に迷ったら、いったん受けないのが正解です。最初の1件は大切ですが、危ない1件を受けるくらいなら、待つほうが賢明です。
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よくある質問(実績・単価・確定申告)
本当に実績ゼロで受注できますか?
できます。ただし、実績の代わりになるサンプル作品を用意し、相手の課題に沿った提案を送ることが前提です。何もない状態で「頑張ります」だけでは通りません。
いくらから始めるべきですか?
金額は案件によって幅があります。最初は実績づくりを優先して低めから入り、評価を貯めてから上げていく流れが現実的です。ただし、あまりに安すぎる案件は消耗するだけなので、時間単価を意識して判断しましょう。
副業の収入は確定申告が必要ですか?
一定額を超えると必要になります。また、勤務先の就業規則で副業が認められているかも必ず確認してください。税務の詳細は状況によって異なるため、迷う場合は税務署や専門家に確認するのが確実です。
まとめ:プログラミング副業で最初の1件を取るための実践ステップ
実績ゼロからの最初の1件は、やり方さえ知っていれば越えられます。要点を振り返ります。
- 小さく完遂できる案件を狙い、目的は報酬より「実績と評価」
- 提案文は自己紹介からではなく、相手の課題から書き始める
- 見積りは金額より「どこまでやるか」の線引きが重要(修正回数・作業範囲・追加費用)
- 単価は実績が貯まってから上げる。危ない案件は最初から受けない
最初の1件までの距離を縮めるには、提案の型と見積りの感覚を早く身につけることが近道です。案件獲得まで伴走してもらえる環境があれば、独学で試行錯誤するより早く到達できる場合もあります。何から手をつけるか迷っているなら、一度相談してみてください。



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